オバマ米大統領は23日、ベトナムの首都ハノイでチャン・ダイ・クアン国家主席と会談後に共同記者会見し、ベトナムに対する武器禁輸措置を全面的に解除すると発表した。
南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島などで中国と領有権を争うベトナムの防衛力強化を後押しすることで、強引な海洋進出を進める中国をけん制する狙いがある。
米国とベトナムが1995年に国交を回復して以降、現職の米大統領による訪問は2000年のクリントン氏と06年のブッシュ氏に続いて3人目。オバマ氏は今回の訪問自体がベトナムとの「大幅な関係格上げ」を意味するとの認識を示した。 武器禁輸措置はベトナム戦争当時に導入されたもので、ベトナム政府がかねて全面解除を求めていた。ベトナムは、日本から無償供与された中古船舶6隻を巡視船として活用しているが、装備で中国に劣っており、中国による南シナ海の軍事拠点化を許してきた。